ブミセハット国際助産院
インドネシアのバリ島に、どんな貧しい妊産婦へも無償で医療を提供している助産院があります。そこには世界中から寄付が集まり、母子に優しい自然なお産や完全母乳育児をしていると聞き、いつか訪れてみたいと思っていました。
被災地で家がなくなってしまった産婦と家族や、貧困のために出産費用が払えない若い妊婦など、世界中の厳しい状況下にいる人々のお産や医療や教育を支えている助産師のロビン・リムさんという方がいます。
ロビン・リムさんは、1995年からインドネシアやフィリピンなどでクリニックを設立して、世界の被災地で20年以上にわたり年中無休(24時間365日)で無償医療を提供し続けています。
クリニックでは年間400人以上もの赤ちゃんが産声を上げ、世界の被災地では何万人もの被災者支援を提供しました。長年にわたる多大なる功績が認められ、2011年にはCNNヒーローオブザイヤー、2016年には一般社団法人Earth Companyからインパクトヒーロー賞を受賞されました。
今回訪れたバリ島・ウブドのブミセハット国際助産院も、ロビンさんが設立したクリニックの中の1つです。入院や運営などすべての費用は、寄付でまかなわれています。
ロビンさんは、次のようなことを話してくれて、自分はとても感銘を受けました。
「わたしたちは、自分で職業を選んだと思っている。 でも、実はそうではなくて、生まれる前から、あなたの職業は決まっていたのかもしれない。 神さまが、あなたを選んで、birth keeperにした。 だから、自分を大切にしなさい.自分を大切にしなさい。」
この言葉を聞いたとき、自然と涙が出てきて、止まらなくなりました。
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